前掲『つくられた障害「色盲」』196頁〜203頁におさめられている、「東京医科大学式色覚検査表」の「解説」は、さきの石原式検査表解説以上に、分析心をそそられる対象です(同書によると、それは1957年5月に「村上色彩技術研究所」から発行されました)。
その「解説」は、「色覚異常の程度と関連を持たせて」、職業を、次のように分類します。
【要旨】 色覚と関連づけた職業の適格性分類についての、過去の例。
前掲『つくられた障害「色盲」』196頁〜203頁におさめられている、「東京医科大学式色覚検査表」の「解説」は、さきの石原式検査表解説以上に、分析心をそそられる対象です(同書によると、それは1957年5月に「村上色彩技術研究所」から発行されました)。
その「解説」は、「色覚異常の程度と関連を持たせて」、職業を、次のように分類します。
注意:これは過去に関する資料です。現在のものではありません。
さて、ここでクイズにでもしてみましょうか。次の職業は、上のa・b・c・d のうち、どれに分類されるでしょう。「冗談」ではなく、本当に分類されていたのです。
ヒントは別表(前掲書から引用)へ。こたえは次頁。